
「高収入を得られる職種はどれ?」「できるだけ収入の多い仕事に就きたい」と考える方は少なくありません。高収入を得られる職業に就くためには、職種や業界ごとの平均月収を把握することが大切です。高収入が得られる職種や収入が多い業界の特徴を理解すれば、求人選びの参考になります。
この記事では、男女別に高収入が期待できる仕事ランキングや、業種ごとの順位、実際の求人情報に掲載されている給与についてご紹介します。
男女共通|高収入が期待できる仕事ランキングTOP10
以下は、男女共通で高収入が期待できる仕事ランキングTOP10です。
順位 | 職業 | 月の給与(千円) |
1位 | 医師 | 920.4 |
2位 | 大学教授(高専含む) | 661.3 |
3位 | 歯科医師 | 567.4 |
4位 | 大学准教授(高専含む) | 544.3 |
5位 | 法務従事者 | 545.4 |
6位 | 航空機客室乗務員 | 343.5 |
7位 | 公認会計士、税理士 | 468.4 |
8位 | 獣医師 | 468.7 |
9位 | その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 464.1 |
10位 | 大学講師・助教(高専含む) | 476.5 |
総合的に見て、医師や歯科医師、獣医師といった医療系の職業が上位にランクインしています。また、大学教授や公認会計士など、高度な専門知識や資格を要する職種ほど、平均給与が高い傾向が見られます。
(※1)参考:e-stat「令和4年賃金構造基本統計調査」
男性|高収入が期待できる仕事ランキングTOP10
こちらは、男性の高収入が期待できる仕事ランキングTOP10です。
順位 | 職業 | 月の給与(千円) |
1位 | 医師 | 976.3 |
2位 | 大学教授(高専含む) | 669.3 |
3位 | 歯科医師 | 580.4 |
4位 | 法務従事者 | 554.1 |
5位 | 大学准教授(高専含む) | 554.8 |
6位 | 獣医師 | 501.8 |
7位 | 公認会計士、税理士 | 500.3 |
8位 | 大学講師・助教(高専含む) | 498.8 |
9位 | その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 502.0 |
10位 | 研究者 | 433.2 |
男性の給与ランキングのトップは医師で、平均月収は約98万円となっています。上位には、大学教授や歯科医師、法務関連の職業など、高度な専門資格を必要とする職種が並んでいます。
専門資格が必要ない職種では、経営・金融・保険分野の専門職が8位に入っています。管理職や専門的な職業が、収入上位に多く見られる傾向です。
(※1)参考:e-stat「令和4年賃金構造基本統計調査」
女性|高収入が期待できる仕事ランキングTOP10
こちらは、女性の高収入が期待できる仕事ランキングTOP10です。
順位 | 職業 | 月の給与(千円) |
1位 | 医師 | 768.3 |
2位 | 大学教授(高専含む) | 628.4 |
3位 | 歯科医師 | 492.7 |
4位 | 法務従事者 | 513.7 |
5位 | 大学准教授(高専含む) | 515.8 |
6位 | 獣医師 | 394.4 |
7位 | 薬剤師 | 368.5 |
8位 | 助産師 | 393.1 |
9位 | 研究者 | 361.4 |
10位 | 航空機客室乗務員 | 338.8 |
女性の平均給与ランキングでも、医師がトップに立ち、平均月収は約77万円となっています。トップ10を見ると、歯科医師や獣医師、薬剤師、大学教授など、医療系や教育系の職業が多く目立ちます。
男性のランキングとは異なり、公認会計士や税理士は含まれておらず、その代わりに薬剤師や助産師、航空機の客室乗務員などがランクインしています。
(※1)参考:e-stat「令和4年賃金構造基本統計調査」
高収入が期待できる職種の特徴|TOP10から見える傾向
高収入が期待できる職種TOP10には、医療系や高等教育の教員、法務や会計といった、高度な専門スキルを必要とする職種が多くランクインしています。これらの職種に求められるスキルを一つ一つ積み重ねていけば、将来的に高収入を得られる職業に就くチャンスが広がるでしょう。
ただし、上位の職業に就くためには、資格取得に3〜6年ほどの時間や費用がかかることが多いです。そのため、長期的なキャリアプランを見据えて、早い段階で自分に合った専門分野を見つけ、スキルを磨いておくことが重要です。
高収入を狙うなら業種別の平均年収も確認しよう
実際のところ、ランキングTOP10以外にも高収入が期待できる仕事はたくさんあります。ここまでは「医師」や「大学教授」など、職種別のランキングを見てきましたが、高収入の仕事を見つける方法として「情報・通信業」や「製造業」など、業種別に探すのも有効です。
専門的なスキルを身につけるには時間と費用がかかる場合がありますが、収入が高い業種で働きながら昇給を重ねることで、高収入を目指せる可能性があります。
次の章では、業種別の平均年収ランキングを詳しく見ていきます。
全業種別の年収ランキングを公開
こちらは、全業種別の年収ランキングです。
順位 | 業種 | 平均年収のボリュームゾーン |
1位 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 800万円超 |
2位 | 金融業、保険業 | 400万円~500万円 |
3位 | 情報通信業 | 400万円~500万円 |
4位 | 学術研究、専門・技術サービス業、
教育、学習支援業 |
300万円~400万円 |
5位 | 製造業 | 400万円~500万円 |
6位 | 建設業 | 400万円~500万円 |
7位 | 運輸業、郵便業 | 300万円~400万円、
400万円~500万円 |
8位 | 不動産業、物品賃貸業 | 300万円~400万円 |
9位 | 医療、福祉 | 300万円~400万円 |
10位 | 複合サービス事業 | 100万円~200万円 |
11位 | サービス業 | 200万円~300万円 |
12位 | 卸売業、小売業 | 300万円~400万円 |
13位 | 農林水産・鉱業 | 300万円~400万円 |
14位 | 宿泊業、飲食サービス業 | 100万円~200万円 |
電気・ガス・熱供給・水道業が年収800万円超の層が多く、1位となっています。次に、金融業・保険業、情報通信業が年収400万円~500万円の範囲で上位にランクインしています。
時代の影響を受けにくい業種や、取り扱う商品が高価格な業界は、平均年収が高くなる傾向にあります。
一方で、宿泊業・飲食サービス業は年収100万円~200万円の層が多く、最下位となっています。この業界はアルバイトやパート従業員が多いため、年収が低く出る傾向があることも理解しておく必要があります。
なお、こちらのランキングは年収のボリュームゾーンに基づいたものです。順位が低い業種でも、昇給や昇進によってリーダー職に就くことで大幅な給与アップが見込める場合もあります。
(※2)参考:民間給与実態統計調査 24ページ「〔業種別の給与階級別分布〕」
年収の上位業種の給与を求人で比較
ここでは、年収が高い上位1位から3位までの業種について、実際の求人情報から給与を確認してみましょう。
電気業|A社:電気設備の営業職
以下は、電気業界のA社による、電気設備営業職の求人内容です。
月給:25万円以上
求める人材 :35歳以下の方未経験歓迎、学歴不問、男女問わず応募可、普通自動車免許必須(AT限定可)
未経験者かつ35歳以下の若手を対象とした求人です。営業活動では車での移動が必須となるため、普通自動車免許が必要です。また、営業職の求人を探す際には、営業ノルマの有無を確認することも重要です。
保険業|B社:保険店の事務(イベント企画・運営含む)
こちらは、保険業界のB社による、保険店での事務職(イベント企画・運営も含む)の求人です。
月給:25万円〜33万円
昇給:年2回(5月・11月)
賞与:年2回(5月・11月)
求める人材:学歴・職歴不問、人物面と能力を重視
この求人では、事務職として月給25万円〜33万円が見込め、昇給や賞与もあるため、継続して働くことで年収アップが期待できます。
情報・通信業|C社:未経験OKのITエンジニア
月給:30万円
学歴・職歴:不問
求める人材:第二新卒や業界未経験者、社会人経験のない方も応募可能
未経験のITエンジニアとして、月給30万円が得られる求人です。ITエンジニアという専門職ながら、未経験者や学歴不問で働ける職場は非常に貴重と言えます。
ただし、ITエンジニアは突発的な時間外労働が発生することもあるため、応募前に社員の平均残業時間を確認しておくことをおすすめします。
高収入を目指すには業種選びが重要
医師や公認会計士といった、専門性や希少性が高い職種は、年収が高い傾向があります。一方で、電気通信業や保険、金融など、「安定した需要がある」「高額商品を扱う」といった条件を満たす業種も、基本的な給与水準が高いことが特徴です。
高収入を目指して仕事を探す際には、職種だけでなく、業種選びにも注意を払いながら転職活動を進めましょう。
